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四、犯罪によりー定の悪い結果が発生した場合、刑法にはその刑を加重する規定がある場合と、まだ規定されていない場合がある。この場合、どう処理すべきか、例をあげて、それぞれ説明せよ。(二十五点)

 

(9) 応募手続き

高等考試などは原則として毎年1回又は隔年ごとに行われる。試験は通常8月に実施され、合格発表は11月頃となっている。特種考試は必要に応じて実施され、毎年実施されるとは限らない。試験科目に変更があった場合には、試験日の6カ月前に公告が行われる。試験区分、試験科目、試験日程、試験場所は試験日の2カ月までに公告される。

試験に応募する者は、履歴書、資格要件を満たしていることを証明する書類、写真及び場合によっては健康診断結果(受験後に要求される場合もある)に受験料を添えて、応募する。受験料は高等考試950元、普通考試900元となっている。

(10) 採点・合格基準

採点は2人の試験官により同時に行われる。合格基準は相対評価で、採用予定人員の3%増しぐらいを目安に、得点順に合格者を決定する。なお、一次試験と二次試験に分かれている場合に二次試験に進めるのは、採用予定者数の5倍の人数まで。

筆記試験の科目中、1科目でも零点となった場合、又は専門科目の平均点が50点未満となった場合あるいは、ある科目に設定された最低基準点に達しなかった場合には、その他の成績にかかわらず不合格となる。なお、ある科目を欠席した場合は、その科目は零点となる。

高等考試などにおける共通科目の成績と専門科目の成績の比重は10対90となっている。普通考試などにおいては、共通科目、専門科目の単純平均が筆記試験の成績となる。

筆記試験に加えて他の試験種目も実施するときの、各試験種目の成績の比重は以下のとおり。

・ 筆記試験 90%  口頭試問 10%

・ 筆記試験 60%  実技試験 40%

・ 筆記試験 50%  口頭試問 10%  実技試験 40%

なお、功績を残した又は戦傷を被った退役軍人に対しては、試験の得点を加算することによる優遇措置がある。

(11) 採用に至る手続き

合格者にどの機関への採用を希望するか聞き、試験成績順に合格者の希望と各機関の空席状況を照らし合わせて、行政院に所属する機関については行政院が、他の機関については詮叙部が採用予定機関を決めていく。なお、試験合格後、公務に入職しても、初任研修を修了するまでは正式採用としては扱われない。研修を修了し、正式に採用された後に条件付き採用期間が始まる。

 

 

 

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