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78、我が国の憲法は・・・に属しているか?

(A) 柔性、成文憲法   (B) 剛性、成文憲法   (C) 柔性、不成文憲法   (D) 剛性、不成文憲法

 

79、我が国の憲法の規定によれば、教育、科学、文化の経費は、県にあっては、その総予算金額の何%を下回ってはならないか?

(A) 十五   (B) 二十五   (C) 三十   (D) 三十五

 

80、行政院は会計年度終了後、どのくらいの時間内に決算案を提出しなければならないか?

(A) 一カ月   (B) 三カ月   (C) 四カ月   (D) 六カ月

 

・1996年高等考試3級民法総則・刑法総則(専門科目)の試験問題(全文)

一、法人の権利能力と自然人の権利能力とはどう違うか?(二十五点)

 

二、甲は乙の仲介会社に家屋の代理販売を委託した。乙は、当該家屋が「海砂屋(一般建築用の砂ではなく、海の砂で建てる部屋のこと)」であるかどうか、という鑑定を鑑定機関に依頼した。その後、乙は鑑定機関から、甲の家屋は確かに「海砂屋」である、という通知を受けたが、乙は甲にそれを伝えず、逆に甲に「家屋は鑑定の結果、海砂屋ではなかった」、といつわりを言った。また、その後丙が乙に、もし甲の家屋が構造的に、安全上の問題がない場合は、買い取りする、という旨を示した。その時、乙は、家屋はもちろん問題はない、丙に知らせた。それで甲、丙は契約をし、双方は家屋の引き渡し、移転登記、支払いの清算を済ませた。一年後、丙は鑑定機関から、本件家屋は「海砂屋」であったことを知らされた。この場合、丙はこの売買行為を取り消すことができるか?(二十五点)

 

三、次の二つの事実について、それがどういう「間違い」かを説明し、それぞれの法律効果を学問上の理論で説明せよ。(二十五点)

(一) 行為者(医者)が、我が国もオランダと同様、既に安楽死が合法化されたと誤って思い込み、かつ既に病人の承諾を取得したものと信じ、患者に安楽死を施行した場合。

(二) 行為者が、糖尿の患者に対し、白糖を処方すれば、殺人の効果があげられると誤って考えて実施した場合。

(三) 行為者が、正当防衛は生命或は身体の法的利益のみに限られると誤って考え、財産面の法的利益に対して、正当防衛行為を実行した場合。

 

 

 

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