2 各省庁の人事小委員会
各省、省と同格の政府機関、局、県には、当該組織の人事管理政策、人事管理を掌理するため、人事小委員会が設置される。人事小委員会を強化して、人事委員会から人事小委員会に権限を委譲し、人事委員会は戦略の策定、各小委員会に対する指導、諮問的な役割を強化する方向にある。
各機関の人事小委員会は、当該機関の長を議長とし、幹部職員が委員となっている。例えば、省の人事小委員会は、当該省の大臣を議長、事務次官を副議長、人事委員会事務局職員の計3人を官職指定委員とし、人事行政、管理、法律に精通している局長以上の公務員の中から選考された3人の委員及び副事務次官、局長、レベル10以上の官職を占める公務員の中から選出される5人の委員の計11人から構成される。官職指定委員以外の委員の任期は2年となっている。