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光陰的故事

1982年 106分 カラー ヴィスタ 中央電影公司

 

光陰的故事

In Our Time

 

陶蔀、

タオ・ドゥツェン

監督

 

台湾生まれ。76年に文化大学戯劇科を卒業したのち、79年にアメリカヘ留学し、映画を学ぶ。在学中に3本の16mm作品を発表し、『劇終』により奨学金を受けた。81年に帰国して中国文化大学の講師や映画評論家として活動。82年に新人4人を集めたオムニバス映画『光陰的故事』の第1話『小龍頭』を監督して注目を集めた。その後の監督作は『単車与我』(84)『福徳正神』(86)。

 

楊徳昌 エドワード・ヤン

恐怖分子(P55)を参照

柯一正 クー・イーチェン

娃娃と仔豚(P67)を参照

張毅チャン・イー

ある女の一生(P54)を参照

 

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物語

 

『小龍頭』小学生・小毛は、いつも両親から叱られ、友だちからはいじめられている。彼の心のささえはおじいちゃんのくれた恐竜の人形。その人形が両親に捨てられてしまう。小毛は裕福な隣家のお嬢さんと、恐竜探しに出発する。『指望』中学生の小芬は幼なじみのメガネくんと自転車の練習をする毎日。そんなとき、小芬の家に大学生の下宿人がやってくる。たくましい青年に、小芬は恋心を抱くが、ある日、姉と青年のキスを目撃。恋に破れ家を飛び出した小芬をメガネくんがやさしく迎えてくれる。『跳蛙』大学生・小胖は去年の競技会で留学生に負けた雪辱を晴らすため、日夜からだを鍛えている。しらけムードのキャンパスだったが、小胖の説得で今年も競技会が開かれることに。しかし、小胖は選手に漏れてしまう。しょげかえる彼に思わぬチャンスが。『報上名来』若夫婦の大衛と芬藍が新居のマンションに越してきた。初出勤の日とあって、あわてて家を飛び出した芬監だったが、身分証を家に忘れ会社に入れない。一方、大衛は新聞を取りにパンツー丁で玄関に出たところ、部屋のロックがかかり締め出される。住民から不審がられ、大衛はやむなく街へ飛び出した。

(加藤)

 

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