CAST PROFILE
グシナ・ムショーペ(Gcina Mhlophe)
女優として演劇・映画・テレビで活躍するばかりでなく、作家・詩人・演出家としても知られている。
これまでの主な出演作品に『黒い犬―――インジェムニィヤマ』『RSAに生まれて』があり、後者は南アフリカ、欧州、エジンバラ・フェスティバル、アメリカツアーを行い、オビイ賞の最優秀女優賞を受賞した。また自伝的作品『ザンディールを見た?』を執筆、自ら主演し、87年のエジンバラ・フェスティバルに於てフリンジ・ファースト賞の最優秀作品賞を受賞したほか、数多くの賞に輝いた。
一方、詩や物語も多数出版しており、子供向けの本として「マ・サネンダバ――物語を探す母親」「歌う犬」「モロ!ゾレカ!」「亀の女王」「七つの頭を持つ蛇」がある。今回の『ラヴ・チャイルド』も、もとはドイツ語で書かれた物語である。
グシナは日々、物語劇の手法を探求しながらワークショップや舞台を精力的にこなしており、活動の場はアフリカ大陸、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、そして日本にまで及んでいる。92年にはサネンダバ劇団を創立、芸術監督となり全世界で巡業した。