テムを行き交う各種データの流れ(プロセス)を全体像として漏れなく把握する作業が必要となる。例えば、住民の転入にともなう新たな住民基本台帳の作成に際して、他の業務システムのデータベースにどのデータがつけ加えられるのかを具体的にデータの流れに沿って明確化しなければならない。つまり、データアイテムの統一化のための各種データの流れを把握する手法が必要となる。
データの流れを分析することにより、情報システム全体を構造化する手法の一つとして、「構造開発化技法」が存在する。この「構造開発化技法」は、情報システムの構造化分析に必要なツールであるデータフロー・ダイヤグラムと、それをデータ・ディクショナリ及びプロセス記述書で補強する形になっている。