地方公共団体の行政改革を実行することによって、既存の行政サービスが一部削減される等の住民の生活にもある程度の影響を与える可能性は否定できない。「住民意識調査」では、既存の行政サービスが一部削減されたとしても、行政改革を実行することが必要であるとする意見が多い。しかしながら、あくまでも行政サービスの一部削減はやむを得ないという意見であり、サービス全体の質の低下を招くことには否定的な意見が多い。
行政改革のキーワードとして住民が感じているイメージに対する回答は、「(イ)むだを減らす(53.7%)」、「(ケ)住民に開かれた行政(24.5%)」、「(エ)住民負担の軽減(23.2%)」、「(ア)住民サービスの向上(22.8%)」の順に多く、行政改革のキーポイントとしては「スリム化」、「オープン化」、「住民負担軽減」、「住民サービス向上」が挙げられるものと考えられる。