?A 電子マネー
イギリスでは、1995年7月よりナットウェスト銀行、ミッドランド銀行、ブリティッシュテレコムが中心となり、700以上の小売店が参加し実証実験を行っている。
本実験では、ICカードに金銭情報を持たせており、利用者は以下のように紙幣同様に自由な利用が可能となっている。
・ICカードを利用した買い物
ICカードを使用することにより、小売店における少額の買い物を行うことができる。買い物の履歴はICカードに記録され、帰宅後に家計簿のデータを活用できることもメリットになっている。なお、ICカードを紛失して勝手に使われないように、店の入りロの機械を使用してロックすることができる。ロックされたICカードは、パスワードで解除しなければ使用することはできない。
・駐車場、交通機関への支払い
駐車場やバス等の切符の購入にもICカードを使用することができる。利用者は紙幣やコインのやり取りやそれぞれのサービスに応じてプリペイドカードを使い分ける必要もない。また、サービス提供側も現金を保有する必要がないため、強盗や機器の破損等の犯罪の危険性を低減することができる。
・ICカードへの預金
銀行のATMはもちろん、公衆電話や家庭の電話機にICカードを差し込み、取引銀行と通信することにより、実際の貨幣を移動することなく、銀行の預金をICカードに移し替えることができる。
・個人間の交換
携帯用の電子財布を使用することにより、個人間でICカードの電子マネーをやり取りすることができる。これは、従来の口座による振り替え等と異なり、金融機関を介さず、また現金も使用せず、電子的に貨幣価値の移動ができるため、相手がどのような金融機関を利用しているか等を気にする必要がない。
(4)統合型情報キオスクへの応用について
今後、ICカードは、個人情報をカードに記録することにより、証明書自動交付機や公共施設案内・予約システムにおける本人確認の手段としての利用や、郵便局等に設置した端末から各種のワンストップサービスを行う際のツールとして利用される等、行政