CARAでは、倫理的な契約慣行と社会的公正のために、州政府と省庁間において、競争的かつ協力的なパートナーシップを促進している。また、カリフォルニア州政府の職員の代わりに各省で契約のための人員を増やすようないかなる条項も含んでいない。さらに、マイノリティー、女性、身体障害者などの調達参加にとって適切な法律やプログラムには影響を与えないこととしている。
?A概要
CARAは1997年に制定され、カリフォルニア州の調達改善のための主要な取り組みとして位置づけられている。CARAは、非政府機関から物資やサービスを調達する方法を全体的に変革するものである。また、時代遅れでコストがかかる原始的な方法による悪用や汚職を防ぐことが目的とされている。
CARAでは、法律の制定にあたって広範な調査を行い、法律の骨子を全面的に刷新した。新しい法律の制定において重視されたことは、合理化・簡潔化である。具体的には、従来は、技術、製品、サービス等が人為的に分類されており、また法律が断片的であったことを改善し、それらの整理・統合を行った。さらに、調達においては、その過程よりも結果を、最低価格よりも価値、経験よりも品質を重視する方針を定めている。
州の職員が指摘する問題点は、調達プロセスの儀式的な部分にこだわることにより、州にとって最も重要な決定プロセスがおろそかになることだった。従来の調達では、結果よりもその過程が重視されていたのである。CARAでは、これらを改善すると共に、各人が勝手に判断することをやめた。そして、明確な責任範囲の決定、共通認識のもとでのフレキンピリティ、日々の購入決定における判断といったことを重視している。
(4) 調達2000活動に関する動向
1994年2月、カリフォルニアの州知事であるピート・ウィルソンは、行政命令であるW-73-94にサインをした。その命令は、カリフォルニア州の総務省、購買部門を方向づける内容のものであり、購買の際の技術、製品、そしてサービスの方法を根本的に変革するものであった。この改革プロジェクトの最終的な目的は、州の各省が公平を保ち、税金を効果的に活用しながら業務を効率的に推進することを実現することにある。
現在、カリフォルニア州では、調達は州の年間予算の約15%の支出を占め、日々の業務のあらゆる局面に影響している。