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このように低価格で品質の良い製品がネットワークを通じて取り引きされるようになってきたが、さらに調達を戦略的に扱おうという取り組みがCALSである。調達では、低価格で品質の良い製品を購入するという調達時点の最適化を図るだけではなく、その調達物品の廃棄に至るまでのトータルでのコスト低減が求められている。CALSの基本的考え方は「Create data once,use it many times」という言葉に表されるように調達時に標準化された電子データでメーカからの納入を受け、そのデータを、製品の廃棄までの間で教育や保守情報などに徹底して使い回すということである。また、開発時には調達側の担当者と供給側の担当者で情報を共有することにより開発期間の短縮やコストの低減を図ることができる。調達に関する品質、費用、期間のどれをとってもCALSの考えかたなしでは考えられなくなってきているのである。

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CALSの取り組みの中では、調達ポリシーから手順に至るまで様々なガイドラインや標準が定義されている。さらに近年では、米国連邦政府の調達改革という取り組みが行われており、調達の考え方、ガイドライン、調達用VAN(Value Added Network)、電子カタログ、小口購買用カードなどと組み合わされEC(Electronic Commerce)として総合的な取り組みが行われている。

 

 

 

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