これと似たものに価格情報の提出を求める見積要請(RFQ:Request For Quotation)があるが、米国の民間企業ではプロポーザル要請と厳密に区別せず、単に引き合い(inquiry)と呼ぶこともある。
民間企業で広く用いられる随意契約の手順は、特に標準的な決まりがあるわけではないが、次のような手順を踏むのが妥当であり、競争が可能なときには競争状態を作ることが重要とされている。
●プロポーザル要請(RFP)を予想されるベンダ、契約者に送る
●指定期間にプロポーザル(申し込み)を受け取る
●プロポーザルを非公開で開く
●プロポーザルを妥当な評価基準に従って評価する
●コスト、技術その他の因子をあらかじめ決めた基準で比較し契約者を決定する。
決定前に、当該契約者とディスカッションを行うこともある
プロポーザル要請(RFP)の標準的内容は以下の通りである。
●カバーレター
●見積者への指示
●見積ならびに契約条件
●要求品目表
●データシート、仕様書、図面など
●梱包、出荷方法の指示
●検査及び受領条件
●ベンダヘのデータ、図面の要求事項
2-3-3 国際調達の課題と要望
1) 情報不足と企業間の信頼関係の欠如
新しい取引先が信頼できるかどうか判断することは難しい。特に取引先が海外企業であれば、言葉、商習慣の違いなどから、様々な問題が起こることが予想される。また、日本と違い系列や業界団体などは形成していない場合が多いので、自ら優良な取引先を見つけることが必要となる。