3. ボランティア活動
青少年の生きる力を育むボランティア活動を支援して
〜「社会教育施設ボランティア養成講座」の取り組みについて〜
島根県立青少年の家 所長 鞁嶋 弘明
■ はじめに
「最近の青少年は,直接体験が極めて貧困であるために,人間形成上,多くの問題がある」という言葉がささやかれるようになってから久しい。
かつての青少年は,各種の生活体験を日常的,無意図的に得ていたが,社会の変化によってそれが困難になってきている。そこで,自然体験,奉仕体験(ボランティア体験),勤労体験,自己充足体験などの機会を意図的,教育的に提供せざるを得なくなってきた。
当所も平成3年の開所以来,青少年のボランティア活動の支援・ボランティアの養成については,施設としての役割といった点からも強い期待が寄せられている。
■ 島根県立青少年の家(サン・レイク)のボランティアについての考え方
運営構想にもみられるように青少年のボランティア活動の支援については基本方針の重要な位置にある。
当所は,施設の活性化をめざして,施設の機能拡充,魅力ある施設づくり,開かれた施設づくりとボランティアの生涯学習の場(効果的な学習機会と学習成果の発揮の場,自己発見)の提供を目的として運営にあたっている。さらに,青少年の学習意欲を誘発し,精神的に充実した生活の欲求がかなえられるように支援している。
当所は,前記の目標達成のために(1)受け入れ研修事業 (2)主催研修事業 (3)研修等関連事業を行っている。その中で特にボランティアに関する事業について,二つの事例(ボランティア養成講座と施設協力者事業)を紹介したい。