導者養成について,主催事業というふうに考えたらいいのかわからないんですけれども,一定のプログラムというようなものを,特に中心になるような青少年教育施設は持つべきなのかなというように思います。
その場合に,青少年教育施設の指導者として,基本的に備えているべき技能はどういうものであるのか,飯ごう炊さんに対する指導とか野外活動に対する指導とか,レクリエーション指導とかというような,そういった部分についての技能なり能力形成はどうするかという問題が重要になります。さらに,そのためのプログラムはどうしていくかというように,いろいろな問題があります。
砂賀 ありますね。
角替 ええ。今まではどちらかというと精神論的な部分がかなり強調されていたと思いますが,やっぱり基本的な技能のような部分が重視されなければならないと思います。
砂賀 できるだけ早く身につけさせないといかんですね。
角替 そうなんですね。
砂賀 ちょっとそれに時間をかけ過ぎているところがあるような気がします。
うちでは,まず最初の1ヶ月間は体験宿直といいまして,1人プラスアルファで泊めて,一人前とはみない。さらに「朝のつどい」とか,主催事業では3ヶ月ぐらいは一人前として扱っていないんですよね。これが新任に不評でしてね(笑)。早くやらせてくれという人が多いんですよね。改善すべきことだと思っています。
司会 それは,社会教育主事の資格を取りたい人が磐梯へ来たときにおやりになることですか。
砂賀 いや,そうじゃないです。うちに専門職で来たときに,最初から必ずしも全部できるというものではないので,幅を広げるためにそうしているんです。
なお,東北大学が社会教育主事講習をやっていますが,あまり実技的なことはやってはいないようです。
角替 だから,その辺がなかなか難しいところなんです。
司会 所長さんや専門職員にいろいろ実技指導をしてもらうとか,何かそういうことはないんですか。
砂賀 うちに9日間泊まりますが,そのコマは2つぐらいしかありません。あとは大学の先生が来て主として授業と演習を行います。
社会教育実習の評価基準を
司会 評価ということから議論が始まったのですが,青少年指導者の養成,例えば,社教主事の資格を取りたいという方が来られた場合に,カリキュラムを組み,評価を与えることに対して,それぞれの施設ではいろいろ工夫してやっておられるのでしょうが,全般的にはないんですね。
砂賀 ないですね。
司会 評価は個性があってもいいのだけれども,コアとか,共通の部分があってもいいのではないかという議論があり,角替先生などにご指導いただいて,今年中にそれをまとめようではないかという話になっております。
角替 やはりベーシックになる技能のようなものがあるのではないか,そのバリエーションは幾らあってもいいけれども,その辺はきちっとやらないといけないのだろうなという気はするんです。