3〜4人いるんですが,やっぱりー人一人の力量を育てるというのは必要なことで,事業計画とかそういうもの以前に,その人がどういうことをやっているかなということをみる必要があります。
そこで,やっと2年かかってできたのですが,学校でいえばカリキュラムのようなマニュアルをつくることです。そのためには自分の事業に対して(学校でいえば指導案的なものですが)企画立案をし,自己評価して,必ず主任なり館長なりに報告をみせる。
これは実は大変なことなんです。年配の職員には不評だったのですが,若手はみんなそれを書くようになりました。それで,それを評価してやる。そうすると,自分自身の記録として残るんです。そうすれば,何年かいる間に力量がつくと思うのです。
やっぱり社会教育施設の一つの欠点といいますか,評価が抜けており,せいぜい満足したか,良かったかぐらいしかないんですよね。
砂賀 そこまでなんです。どうすれば良いかの把握ができていないんです。
中道 何人来たかから始まって,満足度はどうだったかということまで,評価基準をマニュアル化したものは,残念ながらないんですね。そこら辺をどう作るかということが問題じゃないかと思っています。
施設ボランティアの資質向上
砂賀 あと私は,職員の資質の議論をするときに,やっぱりボランティアとの関係というのが非常に意味があると思うのです。
ボランティアの発想の方が,時には社会の人を引きつける魅力を持っていることもあるような気がするんです。なぜかと申しますと,利用者と年齢的に近く,受け入れられやすいからです。この人達の協力が,今後の施設の成否を決めるといっても過言ではないと感じています。
なのに「職員で何でもやるんだ」というような発想でいますと,パワーだけじゃなくて,その内容的な面も時代遅れになってしまって,魅力に欠けてしまうと思うのです。
中道 ですから,施設ボランティアというのをそれぞれの事業の中でいかに育成していくか。いわゆる一般的なボランティアの育成だけじゃなくて,そこの施設をサポートしてくれるボランティアが一体何人いるかということが,非常に大きなことなんです。つまり何人私的ボランティアを持っているかということが,職員の力量になってくるわけですね。
砂賀 そういう意味で職員に準ずるボランティアのパワーを持っているところと,全く持っていないところとの差は,大きくなると思いますよ。
基本的な技能を早く身につけさせること
角替 私のところも国立中央青年の家には学生がいろいろお世話になっております。ただ,社会教育の専門家,例えば社会教育主事の養成の場合に,実習をどう考えるかということがかなり難しい問題です。大学では,実習の部分を国立の青少年教育施設にかなりお願いしています。その場合でも,本当は大学側できちっとしたプログラムを持つべきなんですが,なかなかそれができない。現実には,全て所にお任せということが多いと思いますが,任せられた青少年教育施設も困っているという部分があると思います。
砂賀 そうなんですね。
角替 その点からしますと,実習を含め,指