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んなことを豊富に体験させてくれるようなところというのは,利用していてすごく楽しくなるんですよね。

しかし,そうじゃなくて,ここに来たらこういうルールがあって,この中でやりなさいとか,これをしちゃいけない,あれをしちゃいけない。こうしなさい,ああしなさいと。そういうふうにやられると本当に辛いんですよね。だって,そこのために行くわけじゃなくて,自分のために行っているのに,自分の自由は全然無視されてしまって……。

そういうものではなくて,やっぱり選択肢をたくさん作れるような頭のひらめきを持った,そしてユニークさのある人で,またさっきからおっしゃっているように,元気があって,活力があってという,そういう人がたくさん集まっていると,面白い青年の家ができるのじゃないかなと思うんですけれどもね。

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砂賀 私が先程申し上げたことをもう一歩進めてみますと,30周年記念事業のときに国公立大学の約20校の(工学部でないとお金が出なかったものですから)工学部に出席をお願いをしたんですけれども,職員は「そんな大きなことはできないのでは」と言うんです。ところが,いざやってみたら全部の学校が来てくれました。やればできるんだと,職員に理解させることができました。

そのときに感じましたのは,初めに人脈の広さのある人がいればそれに越したことはないんですけれども,もしいない場合でも積極的に大学に行って相談をしてくるという姿勢があれば道は開けると思うのですが,この手間を嫌がっちゃう人がいると進みませんね。

ですから,先程,先生がおっしゃられた,「だめだよ」という議論じゃなくて,やってみて新しいものをつかみ取っていく。これが青年の家が変わっていくためのポイントだと思うんです。『連携する』という言葉がありますが,「相手に連携してください」というかどうかなんですね。相手が来るのを待っている連携というのでは消極的すぎると思います。流れを変える,あるいは,施設を隆盛にするためには,保守的ではだめで,能動的な活動から道を開くということが大事だと思います。

 

連携を図った職員研修体制の強化

 

中道 それと,意欲のある職員を採ってみても,どう育てていくかという段階にきたとき,学校教育では歴史がございますので,指導主事とかいろんな研修体制がかなりできているんですよね。それに対して社会教育系職員の研修体制というのは,まだ非常にお粗末であると思うのです。

いわゆる先輩の教えを聞くだけとかいうのではなくて,教育センターなどでの研修とともに,やっぱり国立を中心とした相互補助といいますか,連携をとって指導体系,研修をやっていただきたい。

市町村では,せいぜい年に1回,社教主事を集めて初任者研修をやる程度で,なかなか情報交換もできないというのが実態でございます。私ども広島の場合には,江田島青年の家と,三

 

 

 

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