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いただき,残ったのが14〜15人でございます。彼らが中心になって作ったものが,今日お配りしました広報紙なんです。彼らは高校生以上なので,もうある程度自分で考え,いろんなことができますので,それに任せ,個性をのばしてやるように,職員はじっと見ている形で広報紙を作成しました。

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そのようないわゆる受講生参加型といいますか,青年参加型の事業をこれからもっともっと打っていかなければいけない。これは宿泊型の青年の家でも考えていかなければならないことではないかなと思っております。

砂賀 全く同感でございまして,来てくれる人にいかに魅力あるプログラムを提供できるかが一番大切なことだと思うのです。

例えば,フリーの時間を置くとか,思いっきり物事を考えさせてみるとか,その上で利用者ができるだけ自分でやってみる。それも自分で工夫するということを入れておかないといけないと思います。

私のところで,昨年8月(文部省の野外教育推進月間)に,5泊6日で,高校生以上を対象に合宿研修を行ったのですが,若い人達でしたものですから,100キロを超えるサイクリング,沢登りを中心とした登山,パラグライダーなどを入れて事業を行いました。

参加者のアンケートを見ると,グループで助け合ったこと,普段できないことを体験できたこと,及び自分で努力し達成できた感動をあげていました。

やはり参加する人の自主性といいますか,個性といいますか,これを尊重しないとだめだと思います。

 

自分自身に自信を持たせる機会を

 

角替 私も思うのは,今の若者には,自分自身に対していかに自信を持つかということが課題になってきているということです。今の若い人というのは意外に自信がないと思うのです。自分が今やっていることが,果たしてそれでいいかどうかということを常に疑問に思っている。自分達でやって,その結果これだけの成果が出た,そのことをみんなが認めてくれた,これで良かったのだ,そういう自信のようなものを持たせていく機会を増やしていかないと,いつまでたっても不安で自分では何もできないと思い込んでしまうように思います。

細切れにはいろいろなことをやってはいるのですけれども,まとまった一つの事業(仕事)をなし遂げるということはあまりない。実際にものを作っていく場合は,そのプロセスも大事だけれど,でき上がったものがみんなに認められるということが喜びになるし,それが自信になって,じゃ,次にはもっとこういうことをやってみようというようになると思うのです。

今の若い人って,学校教育の中だけで育ってきている人が多いし,学校というのは意外にその部分が……。

砂賀 紋切り型で……。

角替 重要だといいながら認めない部分もありましてね。自信を完全に持つ部分まで行けない部分がすごくあるような気がするんです。

 

 

 

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