・利用するサークル、趣味の仲間としての活動は自主性が高いのだが、他サークルとの協調性は乏しい。大きな集団として統合する求心力が不足している。
2) 多様なニーズへの対応
・効果的なコミュニケーションを行うために飲酒を許可している。
・英会話、ハーブ、テニスなどの講座は参加者も多く、青年が活発に参加している。
《問題点》
・大きな施設ではさまざまな団体(小中学生など)が同宿するため、オープンにしづらい場面も多い。
・講座の参加者が固定化しており、新人が入りづらい雰囲気がある。
3) 受け入れ事業のプログラムの充実
・三泊三日のプログラム展開例で、一日目の生活打合せ係を作り、役割分担を確認させ、それぞれが自主的に動く場面を与える。小さい施設(宿泊60名)だからこその運営を通じて自主性を育てている。
【助言】
・利用者に応じて自主性の内容を考えるべきである。学校利用が中心という現状の中で自主性を考えるためには、施設の機能を引率者に理解してもらうことが自主性を育てる道につながるのではないか。
・それぞれの立地条件は都市型、海型、山型など)をうまく生かす方法を各自で考えていきたい。特性を生かすことが自主性を育てることにつながっていくのではないか。
・運営に青年の意見を入れ、参画を求めることによって自主性が育つ。そのため、青年の意見を聞く場が求められるが、簡単にはいかない。