そして、この第2次世界大戦から大量に使われ始めましたから、この50〜60年にどっと石油製品が世にあふれ出たわけです。そういったことが現在までの中で汚れの大きな原因になっているわけです。何と20年前は工場排水が汚れの8割でした。今たった3%になりました。現在汚れのひどいのが、58%を占めている生活雑排水です。我々が食事をつくったり、そして洗濯物をしたりおふに入ったりしている。朝シャンなんかをやっている若い人がいますけれども、これが全部汚しの原因になっています。
ですから、これからどうやってこういったものを食いとめていかなきゃいけないのかというのは、政治の力も必要だと思いますけれども、教育の中でもこういったことが必要なのかなというふうに思っています。
そういった意味で、私は、食べるものから始まって、食べ方、そして最後にどうそれを処理するかというところまでを、やっぱり若いうちから日本人にはわかってもらいたい。また、これがさらに世界の人たちにわかってもらわないといけないんじゃないかなという観点から、これに関する番組をつくっていこうと思っています。
今おかげさまで、「料理の鉄人」、そして今、「SMAP×SMAP」のビストロスマップが人気をよんでいます。これも視聴率が32ぐらいあるんですね。1%というのは100万ですから3200万人、4人に1人国民が見てくれている番組なんですけれども、そういったものを手がけてきているんです。今、企画しているのは、ちっちゃい子供たちへ向けての「食育」のメッセージなどの人形劇を含めて、考えているところです。
そんなことでお時間が来てしまいました。本当にまだまだお話ししたいことはあるんですけれども、また機会がございましたらさせていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。