「社会への自立・参加をより確実にするには」
木島平村・つくしの家 滝沢 和代
長野県の北の端、山に囲まれ、冬は雪が数メートルも降り積もる小さな村に、精神障害者の共同作業所が誕生したのは、昭和59年の秋のことでした。県内では2番目の作業所です。
それから10数年の間に、精神保健法の改正・精神保健福祉法が施行され、社会復帰施設は、その制度化にともない、現在では作業所だけでも10倍もの数に増加しました。
また、障害者のニーズとともに、グループホーム・援護寮・授産施設等、いろいろな型で、社会復帰の場が整えられてきつつあります。病院から通院し、又は在宅のまま外にも出られずにいた方たちの、まず第一歩の場としての共同作業所ですが、ここに通って来られるようになったことで、また新たな要求も出てきます。居場所としての作業所から、もっと広い社会を求め、就労したいと思う人や、ひとりで生活したいと思う人など、さまざまなニーズに応えられる作業所が要求されるようになってきました。
作業所が、その人にとって永久的な場でなく、社会への通過点であるという立場で作業所としてできること、できないことをはっきりさせていくことも必要となってきたように思います。
メンバー自信が自分で選択し、決定し、実行できる力を援助できるような場になればと思います。