旅客数は年間8万人程度で減少傾向であるが、その主な原因は航路依存人口の減少と夏季の海水浴客やキャンプ客の減少である。また、半島部分の道路整備が進むにつれ、島から近い半島まで自家用船を利用し、半島部は自家用車を利用する者が増えたことによる利用者離れも原因であろう。
島民の生活航路としての役割を果たしており、観光客は少ない。通常の利用者の他に、お盆と正月には帰省客が増える。夏の帰省シーズンには増便により対応している。住民以外では、釣り人がやや目立つ程度である。以前は、愛媛県が島内へ設置した海水浴場やキャンプ場への来訪客がかなりあったが、「鮫騒動」や「宇和島市内でのプール設置」などにより、現在は来訪客が激減した。
島内には夏季のみの民宿が2軒あるが、観光客誘致に寄与するような観光施設はない。島民は漁業や真珠養殖業に従事しており、無理をしてまでの観光地化を望んでいない。
運航事業者は、純粋民間企業である。