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第4章 離島航路の経営改善事例

 

1. 経営改善事例(ヒアリング調査のまとめ)

 

調査対象航路(舞鶴航路、沖島航路)の運営方式や今後の体制の検討に必要な資料を入手するために、下記の4つの航路について現地視察及びヒアリング調査を行った。調査対象としては、舞鶴航路及び沖島航路と航路距離、利用旅客数、運航船舶隻数などの点で類似性の高い航路の選定を目指したが、舞鶴航路(島ではなく半島部をめぐる準離島で道路整備が計画されている)、沖島(複数の事業者がいるが便数が少ない、利用者の多くが自家用船を保有している)と同じような特性を持つ航路はほとんどなかった。そのため、舞鶴航路及び沖島航路の目指す改善方策(観光客の利用増加など)を既に導入している航路など選択の範囲を拡大して選定した。

調査対象航路の概要は下表のとおりである。以下では、それぞれの航路別に現状と経営改善対策をとりまとめる。

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