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4)増便のニーズ

現在の定期船は午前中だけの運航(午前7時15分と8時15分、沖島発、午前11時20分、11時30分、長命寺港発)であるため、不満感が強い。したがって、増便の要望は極めて強く、実に98%の人が「増便してほしい」と望んでいる。

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5. 沖島〜本土間の交通のあり方

 

1)定期船の望ましい区間

現在の定期船は、沖島〜長命寺港の間を運航しているが、自家用船のほとんどは沖島〜堀切港の利用である。アンケートにおいて、定期船の対岸の発着港としてどこが望ましいかを質問したところ、現状どおり「長命寺港」のみでよいとする回答はわずか5%と少なかった。現在、自家用船が堀切港を利用しているためか、定期船の望ましい発着港としては「堀切」をあげる者が43%、「長命寺と堀切の両方」が52%となっており、堀切への寄港を望む住民は95%に達している。

堀切の希望が多いのは、堀切には自家用車の駐車スペースがあるが、長命寺にはないためと考えられる。また、堀切のほうが運航距離が短く、所要時間が短いこと、風の影響の少ないことも堀切の希望が多い理由と考えられる。ただし、長命寺から路線バスを利用することの多い10代では長命寺と堀切の両方への寄港を望んでいる。

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