5. 沖島〜本土間の交通のあり方
1)定期船の望ましい区間
現在の定期船は、沖島〜長命寺港の間を運航しているが、自家用船のほとんどは沖島〜堀切港の利用である。アンケートにおいて、定期船の対岸の発着港としてどこが望ましいかを質問したところ、現状どおり「長命寺港」のみでよいとする回答はわずか5%と少なかった。現在、自家用船が堀切港を利用しているためか、定期船の望ましい発着港としては「堀切」をあげる者が43%、「長命寺と堀切の両方」が52%となっており、堀切への寄港を望む住民は95%に達している。
堀切の希望が多いのは、堀切には自家用車の駐車スペースがあるが、長命寺にはないためと考えられる。また、堀切のほうが運航距離が短く、所要時間が短いこと、風の影響の少ないことも堀切の希望が多い理由と考えられる。ただし、長命寺から路線バスを利用することの多い10代では長命寺と堀切の両方への寄港を望んでいる。