日本財団 図書館


(5) 宿泊施設事業者調査結果

?観光事業の現状について

○最近の観光客数、客層等の変化

・ 「増えた」と回答した施設が8、「減った」と回答した施設が33「減った」が圧倒的に多い

・ 客層等の変化では、女性グループ客、家族客が増化傾向にある

・ 関西国際空港開港による団体客が全国に広がった

・ 高速道路の開通による影響については、京阪神方面からの所用時間の短縮による観光客の増加というメリットと、南紀方面への南進客が食事のみとなる客が増え、宿泊客が減少した(主に県中部の施設)というデメリットがある。

? 観光交通の現状と課題について

○地域内交通の課題

・ 和歌浦及び龍神等の山間部へは、高速ICから離れており、これらの施設に対する案内が十分ではない

・ 大型バスが通行困難な道路が多く、これらの改良が求められる

○広域交通の課題

・ 紀南地域においては高速道路南進の要望が多い

・ 新宮交通圏の施設においては、JR特急に対する要望が多い。「くろしお」等の運行本数の増便及び一層のスピードアップ

・ 「南紀」等名古屋方面からの特急の運行本数の増便、勝浦上の串本、白浜延長など

・ 高野山方面へのアクセスに対する要望が多い。橋本駅におけるJRと南海の連絡強化、関西国際空港と那賀、橋本方面へのアクセス距離の短縮(トンネルの整備など)

・ ブルーハイウェイラインの入港時刻を深夜から利用しやすい時間帯に変更すること。

○バークアンドバスライドシステムの導入について

・ 「積極的な導入を」と回答した施設は3施設にとどまっており、観光施設同様関心が低いといえる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION