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○県内交通機関

・和歌山県内での交通手段は乗用車・バイク(62%)が最も多い。公共交通機関ではJR鉄道(8%)、路線バス(4%)、JR以外の鉄道(3%)の順である。

・目的地交通圏域別にみると、自家用車・バイクの利用が多いのは有田交通圏(89%)。

JR線は御坊交通圏(13%)や新宮交通圏(11%)、JR線以外の鉄道は橋本交通圏(14%)、路線バスは田辺交通圏(7%)である。

?交通機関の評価について

○広域交通機関

・広域交通機関全体についての満足度は速度や到着時間の正確さについてが最も高く、一方不満度は運賃についてが大きくなっている。交通機関別にみると、航空機(南紀白浜空港)の便数・本数、運賃に関する不満が大きい。

○県内交通機関

・県内交通手段として自家用車・レンタカーを利用した理由は、自由に行動できる(63%)が圧倒的に多い。

・公共交通機関を利用した理由は、便利だから(24%)が最も多く、時間が早く正確(20%)、費用が安い(15%)、自由に行動できる(13%)が続く。交通機関別にみると、時間が早く正確が1位になっているのがJR鉄道(36%)、JR以外の鉄道(33%)、費用が安いは路線バス(42%)、貸し切り観光バス(24%)、便利は定期観光バス(51%)、タクシー・ハイヤー(42.9%)である。

・公共交通機関全体の満足度は、速度や到着時間の正確さについてが最も高く、これに始発・終発時刻、乗務員サービス等が続く。一方、便数・本数についての不満の高さが際だって大きい。路線バスは乗務員等のサービス、駅・バス停から観光地への移動以外の項目すべてについて満足度が最も低い。

?今後の交通機関利用意向について

・今後の旅行時の利用交通機関は、自家用車(51%)が最も多く、自家用車と鉄道バス等の併用(23%)、公共交通機関(18%)と続き、約4割がマストラ利用の可能性を示している。

・観光地でパークアンドバスライドが導入された場合は、車で行ってパークアンドバスライドシステムを利用する(40%)が最も多く、マストラを利用(24%)、規制期間以外に車でいく(20%)が続く。観光そのものをとりやめる(6%)は少ない。

 

 

 

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