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2.2 防災マップに関する課題

現状では防災マップの多くは紙を媒体として作成されています。紙を媒体として使用することにはいくつかの長所と短所があります。

防災まちづくりプラン策定において,紙を媒体とした地図を使用することによって生じる長所と短所には以下のものがます。

 

○紙を媒体とした地図を使用する長所

・持ち運びが容易

・利用場所が限定されない

・地図用紙の大きさが変えられる

・簡易な情報伝達手段

 

×紙を媒体とした地図を使用する短所

・地図情報の修正・変更が困難

・目的別に数多くつくれない

・見直しコスト削減が困難

・表示縮尺は変えられない

 

上記の長所と短所について次ページ以降で具体的に説明していますが,長所としての特徴は、紙の持つ携帯性と情報表示手段としての汎用性の高さに集約されます。一方,短所としての特徴は,作成した防災マップの変更は難しいことと,更新に伴うコスト高が挙げられます。

 

 

 

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