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防災ものづくり部門消防科学総合センター理事長賞

船橋市(千葉県)

[海水等を利用した大規模消火施設の整備]

 

船橋市独自の震災対策として全国で初めて開発した大規模消火システムは、震災発生に伴う断水によって消火栓が使えなくなった場合、下水道などを利用して東京湾の海水を内陸に引き込み、河川の水とともに消火に利用するもので、「下水道利用方式」、「圧送管方式」、「直接取水方式」の3つで構成され、約1,010ヘクタールを消火活動可能範囲としています。

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大阪市(大阪府)

[広域避難場所における仮設トイレ汚水受入れ施設の整備]

 

本事業は、広域避推掲所において下水道及び汚水受入れ施設(マンホール)を整備することにより、仮設トイレの汚水を速やかに処分するというもので、阪神・淡路大震災の教訓を生かした全国で初めての取組です。この施設は、災害時に広域避難掲所に避難した市民が不自由や不快感を感じることなくトイレを利用するための工夫が凝らされているとともに、マンホールの周囲に囲いを設けるだけで直ちにトイレになるという簡易性を備えているのが特徴です。

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