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ロシア太平洋艦隊の場合、潜水艦86隻(SSBN21、戦術63)、主要軍艦54隻(航空母艦1隻、巡洋艦13隻、駆逐艦7隻、プリゲイト33隻、哨戒艦78隻、掃海鑑78隻、掲陸鑑21隻、そして支援鑑225隻から成る。海軍航空は戦闘機220台、攻撃ヘリ機90台、爆撃機100台、(Tu-26とTu-16)、そして海軍地上軍に編成されている。25 ロシア太平洋艦隊が全般的に縮小したというロシア軍当局の主張を、米国側は一部認めておらず、既に指摘したようにロシア太平洋艦隊の正確な現況を把握することは難しい。

だがCIS軍事委員会情報室長のマニロフ中将は、1992年にロシア太平洋艦隊のseatimeが1/3削減されたと指摘しており、他のロシア軍官僚達によると、太平洋艦隊は今後10年間で70%縮小されると展望している。26

今後ロシア海軍、特に太平洋艦隊がどのような形態に発展するのか明確ではないが、米ソ対立がほとんどなくなった状況の中で、たとえ規模は縮小されようが新しい戦略構想を基に近代化された海軍力を保有する可能性を拭えない。

現在複合的な困難に直面しているロシアは、軍事力の近代化作業は、事実棚上げした状態である。だが、ロシアの中長期的な国益を勘案した場合、ロシアの政治、軍事、首脳部が軍事力の弱化に歓迎の意を表すことは、非常に難しいであろう。特に冷戦が終わり、アジア諸国がそれぞれ独自に軍事力の強化を推進しているところであり、ロシアもまたアジ

 

25 The Military Balance, 1992-1993, p.97.

26 Tai Ming Cheung, 'the Eastern Front,' Far Eastern Economic Review, vol. 155, no. 47, November26, 1991, p.28.

 

 

 

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