この二つの視点を意識した護岸、緑地整備や河床美化、夜間景観も考慮した美しい河川景観整備を行う。
? 川は街のアトリウム
川に潤いとやすらぎを求めて人々が集まれるよう、カフェテリアやイベント空間など川の楽しみを創造するとともに、美しく賑わいのある川辺の街並みづくりを行う。
? 川に近づく、川を使う
川を生活の舞台とし、市民がより川に近づきそれを使えるよう、遊覧船の延伸、親水護岸の整備等を行う。
【早期整備区域】
? 猿猴川右岸ゾーン(アートプロムナード)の整備
〔第14回全国都市緑化フェア開催に合わせた整備(平成8・9年度)〕河岸緑地整備(猿猴橋〜平和橋)、段原地区街なみ環境整備、「水の都高度利用資金融資」による建築物誘導、歩道の美装化等
? 広島駅南口ゾーンの整備
〔広島駅南口周辺地区再開発(Aブロック)及び駅前大橋架替工事に合わせた整備(平成13年度末完成予定)〕
親水護岸整備、河岸緑地整備、地下広場出入口修景、夜景の演出等
? 京橋・猿猴分岐部ゾーンの整備
〔広島駅南口周辺地区再開発(Aブロック)及び駅前大橋架替工事に合わせた整備(平成13年度末完成予定)〕
地域総合整備資金貸付制度によるリバーフロント型民間ホテル建設の誘導とカフェテラスの設置、水上公園整備等
(3)中国・重慶市への酸性雨研究交流センターの整備(「自治体レベルでの地球規模の環境破壊防止への取組み」に関する事例)
本市と友好都市提携をしている重慶市(四川省)は、中国西南地域最大の工業都市であり、さまざまな環境問題が発生している。特に、エネルギー源の70%が硫黄分の多い石炭であることから、その石炭の燃焼により二酸化硫黄やばいじんが多量に発生して大気汚染が生じているほか、硫黄酸化物に起因する酸性雨の被害は発生源の周辺のみにとどまらず、四川省の広範囲に及ぶとともに、さらには国境を越えた国際的な問題にもなっている。