(トイレットペーパー化)を推進していたが、平成8年度からはこのリサイクルシステムの輪を民間企業等にも拡大した。(平成8年度は25団体が参加)
このシステムでは、ごみの排出者にリサイクルの成果をより身近なものとして感じてもらうため、溶解した紙を原料とした本市オリジナルのトイレットペーパー「HIROSHIMA紙」に再生しており、これをごみの排出元である本市及び民間企業等が購入・使用することにより、リサイクルの成果物の還元を図るとともに、リサイクルに関する意識啓発|ごも効果を発揮している。
なお、この事業は本市の外郭団体である財団法人広島市環境事業公社が公益事業として実施しているものであり、企業秘密等の保持については万全を期しているため信頼性も高く、民間企業等が参加しやすい環境となっている。
【8年度回収・購入実績】
広島市の施設分 231トン(再生トイレットペーパー購入量 229,860ロール)
民間企業等分 232トン(再生トイレットペーパー購入量 44,820ロール)
〔参考;再生トイレットペーパー購入価格 1ケース(60ロール)3,849円〕
【9年度回収・運搬費用】
1トン当たり 34,762円(文書排出者がその量に応じて経費を負担)
(2)水の都モデル整備事業(「快適な環境の形成」に関する事例)
本事業は、広島市の玄関口としての優れた立地条件を有する広島駅南口の「京橋・猿猴地区」を対象地区としているものである。当地区は、再開発などの市街地整備と河川との一体整備が可能であり、今後、広島の大きな魅力となりうる要素を備えていることから、平成2年3月に策定した「水の都整備構想」を基本としながら、平成7年4月から全市的に取り組みを始めた公共施設へのデザイナー選定制度(ひろしま2045ピース&クリエイト事業)などの新しい事業を加え、市民が「水都広島」に住む喜びを感じられるとともに、来訪者にとっても印象深い河川景観を創造することをめざしている。
【基本方針】
? 川を眺める、川から眺める