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京都独特の伝統的な町家等,独特の都市景観をかたちづくられているのも本市の特色と言える。

しかし,近年の木造住宅の老朽化による建て替えや土地の高度利用の進行,また,無秩序な屋外広告物の氾濫等のなかで,市民の快適空間として重要な一部を占める歴史的環境や都市景観が大きな影響を受けている。

<具体的取り組み>

こうした中で,美しい自然や歴史的遺産を保全し,これと調和した,ゆとりと潤いをもたらす都市景観を確保するため,それぞれの地域の特性を生かしながら,歴史文化環境の保全や個性ある都市景観の創造に努めている。

最近の取り組みとしては,次のようなものがある。

・歴史的風土保全地区の指定拡大

・電線類地中化事業の推進

・祇園町南側等の景観整備計画の策定

・都心地域の整備ガイドプランの策定

・屋外広告物等条例の施行

 

4 地球環境問題への取り組み

昨年12月に本市で開催された「地球温暖化防止京都会議調は,難産の末温室効果ガスの各国別の排出削減目標を曲がりなりにも設定して,地球環境の保全を図っていく上で大きな一歩を画した。

本市においては,平成4年に「京都市における地球環境問題への取り組み方向」を定め,啓発を中心に取り組みを進めてきたところであるが,これまでこの分野での取り組みが進んでいるとは言い難い状況ではあった。しかし,会議成功へ向けた環境市民団体,経済界,学会,行政等の全力をあげた幅広い取り組みと連携を通じて,今後,本市が環境先進都市として前進していく基盤作りが出来つつあると言える。

(1)京都市地球温暖化対策地域推進計画の策定

地球温暖化防止京都会議のホスト都市として同会議を成功させ,その成果を守り育てていくためには, C02の削減目標を高く掲げ,率先して地球温暖化防止に取り組んでいく必要があるとの認識から,「本市域におけ

 

 

 

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