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出や並べ替え等の処理はサーバ側で行うといった形態で、両者が使い分けられる。これにより、システム全体として効率的なデータ処理が可能になる。

 

GUI(Graphical User Interface)

図形による画面表示やマウスの使用等により、視覚的・直感的にわかりやすく、使いやすい環境を実現する操作方式を指す。各種のコマンド(命令)を、マウスやキーボードを使って、画面上に表示されるアイコン(機能を表す図形記号)やメニューを選択することで実行する。

GUIのメリットとして、操作が簡単で結果がすぐに画面上で確認できること、画面上で確認しながら操作するためミスが少ないこと、アイコン等の表示がわかりやすいこと等があげられる。

 

要求仕様書

システム構築を行うにあたり、対象業務とシステムの目的を明確にし、要求(課題)を正確に認識(問題を定義)した上で、仕様書として表現したものである。一般的に、作成にあたり、システム分析を行うシステムエンジニアリングのセンスが必要となる。要求仕様書の作成が終わると、設計の段階に移行することとなる。

 

<その他>

 

OECD(Organization for Economic Cooperatton and Development)

経済協力開発機構と呼ばれ、世界の国々が国際経済全般について協議するための機関である。設立当初の目的は、高水準の経済成長を維持すること、開発途上国の経済発展を援助すること、世界貿易の拡大に貢献することであった。

OECD条約は、1960年に署名され、1961年に発効した。日本は1964年4月に加盟している。1997年時点での加盟回数は29にのばり、先進国のほとんどが加盟している。近年では、OECDは、加盟国の持続的な成長を促進するための経済・構造調整・科学技術・環境等の政策に関連した取り組みに力を入れてきている。

 

TCO(Total Cost of Ownership)

TCOとは、情報システムを構築・運用維持するために必要な直接的支出だけでなく、利用者の技術習得やサポート部門に関わる費用も視野に入れた総合的な費用のことである。今日、情報システムが高度化・巨大化した結果、全体的な費用の削減が重要な課題となっている。TCO削減のための基本的な考え方は、費用をいくつかの項目に分けて管理することにより、情報化投資の効率化・適正化を進めるというものである。最近注目されている方法としては、ネットワーク・コンピュータやネットPCの利用によるシステムの集中管理、問題発生時の対応の外部委託等があげられる。

 

 

 

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