?共通インターフェースの導入前
これからGISを整備するケースにおいては、全体システムをゼロから構築することが可能である。まず、各部署におけるGIS間をネットワークで連携した統合型GISの構築を前提とし、各部署でクライアント・サーバー形態を主体としたGISを導入していくことが望ましい。
この際、一般的に、小規模地方公共団体では、比較的大規模な地方公共団体(以下「大規模地方公共団体」という)に比べ、データ量が少ない場合が多いため、全庁的に利用できるサーバーを構築し、共用データを集中管理することができる。このサーバーは、クリアリングハウスとしても機能させ得る。
個別利用部署は、共用データをこのサーバーからダウンロードして利用する一方、部署独自に必要となるデータは、自らのデータベースに保管し、個別利用データとして個々に活用していく。