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川島

これもまだいろいろ論議があろうかと思いますが、かなり時間も過ぎてまいりましたので、先ほどお約束いたしましたように、フロアの皆さんからも御意見や御注文をお受けしたいと考えます。

 

【質疑応答】

質問者

地方議会の件についてお伺いしたいと思います。国会議員の場合は憲法や国会法などで、身分が保障されております。また、国政調査権という非常に大きな権限が与えられており、例えば予算委員会で証人喚問をやることなどができるわけです。一方、地方議員には身分の保障がありません。国政調査権に似たような権限としては百条委員会の規定がありますけれども、それ以上のものはございません。

執行機関サイドの分権が進められることについては大いに賛同するわけですが、このままでは車の両輪といわれる地方議会の分権への対応が遅れてしまうのではないかと危惧しております。地方議員の身分保障とか、権限の付与といったことは本当の民主主義、住民自治を実現するうえで欠かせないと思うのですが、この点についてどういう御意見なのかお聞きしたいと思います。

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川島

ありがとうございました。とりあえず何人かから質問を伺って、まとめてお答えいただきたいと思います。

 

質問者

分権委員会の御苦労にもかかわらず、残念ながら地方の立場からすれば、いくつかの点はまだ我々の期待にそっていただいていないという思いがいたします。

 

 

 

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