日本財団 図書館


和歌山ふるさと

環境シンポジウム

 

ごあいさつ

 

005-1.gif

 

高野町長 西 田 正 弘

 

ネイチャーフレンドシップクラブ設立記念「和歌山ふるさと環境シンポジウム」が和歌山県の西口知事を初め、自治大臣官房企画室の水本課長補佐、その他、関係者多数の皆さん方のご参加を得て、ここに盛大に挙行されますこと、地元高野町にと,ましてこの上もない光栄であり、感謝を申し上げる次第でございます。

実は、私は高野山全体が自然公園であるといった考え方で、行政を進めてまいっております。高野山には117の寺院がございます。西の大門から東の御廟まで約4キロあるわけでございますが、その中には寺院もあり、さらに商店街もあり、住宅もあるといった中で、できるだけ自然に適合した町づくりを目指し、電線の地中化や建築物の屋根の形状等、できるだけ自然と申しますか、風景にマッチした町づくりを進めてまいっております。

さらに、高野三山と申しまして、転軸山、摩尼山、場柳山の134ヘクタールにつきましても自然公園といったことで整備を進めておりまして、ちょうど10年目になります。

そういった状況の中で一人でも多くの方がおいでいただいてこの高野山の自然を満喫していただけるような環境づくりをいたしたいと思います。後でご講演をいただく姉崎先生も、一昨年当地で行なわれましたゲンジの森の植樹祭にも参加をしていただきました。

ネイチャーフレンドシップクラブ設立記念ということで内容を見せていただきますと、「パネラーや参加者から意見を通じて運動の方向性や自主性を導き出し、運動方針を合い言葉とともに県内外に宣言する。また、今後、当運動を実施していく主体としてネイチャーフレンドシップクラブの設立を行う」ということのようです。つまり高野町から県内へ、さらに近畿へ、日本へといった形でクラブが進んでいくわけです。その最初の記念シンポジウムということで、私といたしましても、これを契機に高野町、特に高野山の自然環境の保護、自然と共生するといったことに努めてまいりたいと考えております。

どうか本日ご参会の皆さん方には、今までも大変お世話になっておりますが、今後ともさらなるご指導、ご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単でございますが、お礼とお願いのごあいさつにかえさせていただきます。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION