和歌山県知事 西 口 勇
きょうは、ネイチャーフレンドシップクラブ設立記念として「和歌山ふるさと環境シンポジウム」を開催いたしましたところ、全国各地からもこのように多くの皆さんにご参集をいただきまして、主催者といたしまして心から感謝を申し上げます。
既にご承知をいただいておりますように、和歌山は山・川・海と大変自然資源に恵まれておりまして、環境、景観ともにすばらしい土地です。しかし、大変残念なことに、アウトドアスポーツなども盛んになってきた昨今におきまして、自然を壊したり、あるいはまたごみのポイ捨てであるとか、空き缶をそのまま放置したりとか、自然にとっては大変ありがたくない現象が起こっています。
和歌山県といたしましては、ことし初めから「感動わかやま21」という県民運動を起こしておりますけれども、その1つのテーマに「自然と共生快適わかやま」というのをうたっていましてその中で、このすばらしい自然をみんなで守り育てていかなければならない、自然を壊すような行為はできるだけ遠慮していただかなければならない、そういったことを県民運動として訴えたいと思っています。
そういった意味で、本日の「和歌山ふるさと環境シンポジウム」は、先日結成され現在約1,300名余りの皆様に加入いただいている「自然と友達」になるための団体であるネイチャーフレンドシップクラブがこれからもっと広がっていくように、自然を愛するさまざまな角度から開催したということに相なります。
今回は、特に自治省、それから自治総合センターのご参加もいただき、さらに県内では県自然公園協議会、感動わかやま21県民会議といったところが共同で企画をいたしました。
どうぞ皆さん、きょう、すがすがしい気分の中、すばらしい環境に恵まれたこの霊場高野山で行なわれるシンポジウムが実り多いものになりますように、皆さん方のご協力をお願い申し上げ、わざわざご参加いただいたことに心から感謝を申し上げて、開会に当たってのごあいさつといたします。