日本財団 図書館


3. 「環境家計簿を記帳する事で意識の転換」

 

環境家計簿モニター  久木 千恵子

 

府の環境モニターをしております久木です。

昨年12月、府の環境家計簿モニター説明会に出席したのがきっかけで、環境問題に深い関心をもつようになりました。それまでは、地球の現状、そして危機も知らず、便利、快適を求め、消費は美徳なりの生活にドップリ浸かっていました。かけがえのない地球にストレスを与え、汚してしまったことを後悔しました。

でも、いまなら取り返しがつくのだと考え、価値観、そして意識を転換し、ライフスタイルを変えました。地球を思いやる生活信条としている、私のKETI――ケチ対策です。Kは、「買い物はほんとうに必要なものだけを。露地ものを。過剰包装を断り、買い物袋をもって」。Eは、「エコノミックに。節水、節電等省エネを心がけ、経済的な生活をする」。Tは、「ものを大切に。何度も再利用。リサイクル、リフォームする」。Iは、「いたわりをもって、自然と接する」。

以上述べましたことをつねに念頭に置き、暮らしのなかで自然に身についてきた自分に驚いています。限りある資源を大切に、歯磨きはコップー杯の水で、お風呂の残り湯は洗濯に、お米のとぎ汁はお花に、電源はこまめに切り、また再生品、エコマーク商品に手が伸びるようになりました。とくに、最近送っていただくことの多くなった京都府からの再生紙の封書は、思わず笑みがこぼれ、裏返して使用します。使い捨て割り箸も気になり、一人分でも粗末にせず、製紙会社に送るためきれいに洗って収集しています。

温暖化防止はまず家庭からだと思います。一人ひとりの力は小さいけれど、結集すれば大きくなります。現在の日常生活が、地球環境にどれだけ負荷しているか。それを知る手だてが、環境家計簿だと思います。身近なところで、知らないあいだに、地球にやさしい暮らしができ、なお生活費削減にもつながる、この環境家計簿を記帳してみませんか。

 

4.「環境委員会での取組の紹介」

 

京都生協福知山・三和・大江行政区環境委員会  竹部 淳子

 

みなさん、こんにちは。京都生協の福知山・三和・大江行政区環境委員会の竹部淳子です。

生協では、組合員が中心になって、お店でお買い物をするときは袋を持参し、ポリ袋の使用を減らす運動や、牛乳パック、トレー、ペットボトルの回収、年間2回のN02の測定活動や、環境にやさしい商品の普及に取り組んでいます。また、ゴミ問題も考えようと、福知山市をはじめ、近隣の焼却場やリサイクルセンターの見学など、積極的に取り組んできました。

そんななかで、環境への関心も少しずつですが高まり、一人ひとりができることをまず始めようと、家庭でのゴミの分別、減量することの大切さを話し合ったり、リサイクル品の利用を呼びかけたりと、進んできています。また、焼却時のダイオキシンの問題、リサイクルをもっと前進させていくための社会全体で考えなくてはならない問題など、大きな課題も知ることができました。

福知山も、ゴミ焼却場の施設建て替え計画が進んでいます。私たち市民の声が生かされて、よりよいものになるように期待しています。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION