2. 「スカウト活動と環境問題に対しての取組(自然に対する感謝の心)」
日本ボーイスカウト京都連盟 福知山第団シニアー隊 橋本 次世
私は、ボーイスカウト福知山第1団の橋本次世と申します。私は現在、高校1年ですが、小学2年からスカウト活動を始めました。自然のなかでの訓練や、奉仕活動を通じて、環境問題について学んだり感じたことや、スカウト仲間とともに取り組んでいることなどをお話しします。
私たちの活動は、四季を通じて、キャンプを中心に訓練していますが、小学校のときから教わってきたことがあります。それは、「いつも大自然に対して感謝の気持ちを考え行動すること」です。野外活動の鉄則として、「来たときよりも美しくして帰れ」、「残していいものは感謝の気持ちだけである」ということです。
自分たちが野営をしたり、遊んだ場所を美しくして帰るのはとうぜんだと思いますが、清掃などの奉仕活動をするたびに、最近のアウトドアブームのなかで、心ない人があまりにも多いことを悲しく思います。私たちは毎年9月15日のスカウトの日に、全国一斉、アルミ缶やゴミ拾いをしていますが、昨年は、京都府で集まったアルミ缶、スチール缶が約3万5,700個、全国では100万7,665個の数になりました。
私たちはけっして、空き缶やゴミのポイ捨てはしません。ほかのさまざまな活動においても、できるかぎり自然にダメージを与えることのないよう、いつも自然に対して感謝の心を忘れないように、スカウト活動をしています。いろいろなキャンプをしたときでも、あとの清掃奉仕はかならずします。
最後になりましたが、ボーイスカウトの仲間をいつでも募集していますので、多くのみなさまに楽しい活動を体験していただきたいと思います。子どもたち全員がスカウト精神をもって大きくなれば、まちからも自然からもゴミがなくなると、自信をもっていえます。以上です。