日本財団 図書館


の確保、交通安全施設の整備等を行ない、モデル・コミュニティ地区内における近隣生活のための交通環境を整備すること。

イ 公園、広場、集会施設等からなるコミュニティ・センター、ショッピング・センター等を整備することにより、住民の近隣生活の核となる地区を形成すること。また、住民がモデル・コミュニティ地区内において文化、体育、レクリエーション活動およびコミュニティ行事を楽しむことができるように、集会施設、小規模な体育施設その他の必要な施設を合理的に配置するとともに、近隣生活の核となる地区及びコミュニティ施設を住民が気軽に利用できるように、交通体系を整備すること。

ウ 地域における社会福祉の増進ための社会福祉施設の整備および健康な生活を確保するための保健施設の整備を行なうとともに、生活環境の清潔、静かさ及び美観を維持するため、道路及び水路の清掃、植樹による緑化、美観施設の整備、その他の必要な事業を行なうこと。

エ 老人および児童が安全かつ快適に日常生活を営むことができるような環境をつくことを旨として、老人および児童のための施設を整備すること。

(4) コミュニティ活動に関する事項については、住民が自主的に組織する各種のコミュニティ組織が行なう次に例示するようなコミュニティ活動が円滑かつ効率的に行なわれるための諸条件を整えることを旨として、コミュニティ施設の利用の調整指導者の養成またはあっせん、技術的援助その他の必要な事項について定めるものとする。

ア 交通安全、防犯、消防救急その他の生活の安全の確保の推進に関すること。

イ 社会福祉の増進、健康の管理に関すること。

ウ 生活環境の清潔、静かさ、陽あたり、美観の維持等に関すること。

エ お祭、運動会、ピクニックその他コミュニティ行事に関すること。

オ 文化、体育およびレクリエーション活動に関すること。

カ 市町村行政に対する住民の意思の反映に関すること。

(5) コミュニティ計画は、モデル・コミュニティ地区のすべての住民および住民が自主的に組織する各種のコミュニティ組織の参加によって策定されるよう配慮するものとする。この場合において、各種のコミュニティ組織の連絡調整を図るための協議機構が設けられたときは、市町村は、その協議機構が、コミュニティ計画の策定及び実施に参加することを希望するすべてのコミュニティ組織の意見を反映するとともに、個々のコミュニティ組織の活動の自主性を損なうことがないように適切な助言または援助を行なうものとする。

3 モデル・コミュニティ計画の策定及び実施の促進のための措置

(1) コミュニティ計画の策定および実施に関し、次に掲げる措置を講ずる。

ア あらかじめ委嘱する学識経験者による技術的な助言等の指導を行なうとともに、コミュニティづくりに関する資料の提供および関係地方公共団体間の情報の交換のための便宜を

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION