写真3には一般セッション会場の様子を示す。
最終日のクロージング・セッションでは,小山健夫教授の司会で新木広海トヨタケーラム(株)副社長から自動車業界における情報システムの御講演の後,パネルディスカッションを行った。各国から,今後の抱負が述べられ,最後に,Kaj Johansson氏から,IFIPの委員長として,技術の進展の速さ,成果の豊富さから,次回から2年に一回開催することとして,1999年6月の第二週にボストンで開催されることとなったことが報告された。パネル・ディスカッションの様子を写真4に示す。
5 併設展示会
百聞は一見にしかずで論文講演だけでは十分に意を尽くせないこと,また論文にはしていないが成果として展示したいシステムを中心に,展示会を開催した。パシフィコ横浜の3階ラウンジと隣接する2部屋を用いた。横浜港,ベイブリッジに面して明るく眺望もすばらしく,出展者数も面積から逆算して求めたが,適切な数であったと考えている。学術的な本会議とは,資金的にも切り離して展示会だけで独立採算とした。
出展者とブース入場者の概数を表5に示した。世界7カ国から,16社が出展した。来場者数については,各社にお尋ねしたが,来場者の名刺を数えられたところ,まあこんなものとざっとした数字を出されたところで,数字にばらつきがあるが,実際にはこのように差があったとは思われない。我が国からは,SO財団が周到に準備されたブースでGPMEを中心に多くの成果を展示された。その様子を写真5に示す。この会議の展示はソフトウエアシステムが中心であり,展示もしやすくその実際に触れることができた。展示会だけでも小さなワークショップくらいの手間がかかるが,担当された幹事のご努力で実り多いものとすることができた。
6 社交行事
社交行事として,月曜日夕刻のレセプション,水曜日のバンケット,会議後の日産自動車追浜工場,住友重機械追浜造船所へのテクニカルツアー,そして,横浜,鎌倉,東京へのレディースプログラム,会議後の京都観光と一通り準備した。社交係と呼ばれる担当幹事を住友重機械にお願いし,木目細かく対応していただいた。旅行は参加者数などに不安があるが,今回は大手の旅行会社JTBに担当いただき,たとえば京