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(a) プロペラの取付けがボルト締め方式の場合には,(1)(a)に掲げる検査のほか,プロペラ軸の被覆端下付近の軸身の精密探傷検査

(b) プロペラの取り付けが圧入方式の場合には(1)(b)に掲げる検査のほか,プロペラ軸の被覆端下付近の軸身の精密探傷検査

?プロペラ取り付け検査(キーレスプロペラに限る。)

プロペラの取り付けを1/15以下のテーパーで,プロペラ軸に圧入する場合は,次の算式により算出される押込み量の上限値と下限値を求め,押込み量が上限値と下限値の間にあることを検査すること。この場合の検査は押込み量と押込み荷重との関係記録を作成して行うこと。

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L1:押込み量の下限値(mm)

L2:押込み量の上限値(mm)(次に示すL3の場合を除く。)

L3:押込み量の上限値(mm)

(ボス材料が高力黄銅鋳物で,かつ,KRl<1.89の場合)

064-2.gif

T:次式で与えられるスラスト(N)

T=1.76×103(H/Vs)

H:主機の連続最大出力(kW)

Vs:連続最大出力時の船速(kt)

A:プロペラ軸とプロペラボスとの図面上の接触面積(mm2)

B:0.0169-7.84tan,2α

α:押込み部のテーパ角度の半分(rad)

Fv:次式で与えられるテーパ接触面における接線方向の力(N)

064-3.gif

 

 

 

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