日本財団 図書館


2-8 折りたたみ、格納

(1) 準備

各部ごとの点検、整備、組立の終ったいかだは次の手順で格納準備をし、折たたみ格納する。

なお、もやい綱及び自動索はいかだにより長さが異なるので付けちがいのないように注意すること。

このもやい綱及び自動索の長さはコンテナに貼付するラベルに表示することになっているので、長さを確認しておく必要がある。

(a) いかだの排気

気室の排気が不十分だと格納できなくなるから完全に排気すること。

(b) 各部品の再点検

(イ) いかだ外面及び索類の乾燥状態を確かめる。特に索類は乾燥しにくいから良く確かめる。

(ロ) 補助空気弁が全部(乙種では表裏にある)完全に閉鎖されているか確認すること。第一種、第二種甲種安全弁付いかだは塞栓が、安全弁日から取り外され、ひもで連絡されていること。

(ハ) 充気装置、天幕、索類を始めとし必要部品、艤装品が正しい位置に正しく組込まれているかを再確認する。

(ニ) 乙種いかだの天幕は天幕の出入口といかだの昇リロとが一致するように取付け、また縛り方は暗夜凍結の際でも天幕の裾を判別して間違いなく展張できるように収めること。

(ホ) 指示、表示が完全明瞭であるか再チェックすること。

067-1.gif

(2) 折りたたみ

(a) いかだのしわを延ばし、索類は上下気室の間に整押し、充気装置、艤装品等で気室を痛めないよう、格納袋あるいはコンテナの形に合せて折りたたむ。(第1折りのマークを確認すること。)

(b) 折りたたみの際、ボンペの頭部に気室がかぶらないように注意すること。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION