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(ホ) 修理用具の補修ゴム糊は、点検ごとに新換えすること。

(ヘ) 水密電気灯の電球(含む予備品)、電池は通電して点灯することを確認する。乾電池は原則として整備の都度新換えする。

(卜) キャノピー灯・室内灯用海水電池は、メーカーが指定する整備方法に基づき、外観点検.防水状態.機能計測(無負荷電圧・絶縁抵抗)を行い良否を確かめる。計測に用いる計器の扱い方および計測の行い方は極めて専門的であり、取扱い方の適否が即く機能合否に影響するので、慎重に行わなければならない。正しい計測の方法を末尾に記す。

乾電池を使用しているいかだの機能確認は、点灯確認のみで良い。電池の有効期限は何れも5年である。

海水電池と電球の組合せには合・不合がある。また電球を交換する場合は、レンズ体の水密上パッキングも合せて新換えを要する型式もあるので、前記同様メーカーの整備方法を熟知の上、正しく取扱うこと。

(チ) いかだに直接取付けてある浮き輪、ナイフ、シーアンカー、行動指導書等は、そのものの点検の他に本体と結着状態も確かめること。

(リ) 各品目の点検が終ったら艤装品袋への収納品と、いかだへの取付品とを区別して配列し、数量と表示とを再照合する。

(注)船主から艤装品の品目、数量を規定以上に装備することを要望されても、船舶検査官の承認なしには入れてはならない。

海水電池の正しい計測の方法

同一面で計測する場合(図1)

片側は空中に浮かす他方の端子を計測棒で押し当てる。

(注)両端が同一面上にあってはならない。

059-1.gif

いかだに取付けてある海水電池の場合(図2)

電池に一番近い接続部のビニールテープを剥がす。

片方を切断し、電池側を空中でグリップ。

他方の裸線に測定棒を押し当てる。

059-2.gif

 

 

 

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