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4.5 傭船費用の積算

 

調査結果から積算に当たり仮定した諸条件及び費用の積算値を各項目毎に示す。

 

(1) 耐氷貨物船の傭船費用

傭船契約終了後も次の傭船までの保証としてホ゛ーナスマネーを支払うことを想定する。横浜〜北米までの50日分の支払う。

 

N32航海中の傭船料:$25,000/day

横浜〜北米:$15,000/day

 

従って

傭船料=$25,000/dayx28+$15,000/dayx50=$1,450,000

 

(2) 砕氷船のエスコート費用

本費用はNSR通行タリフとして規定されている。定額の通行タリフを支払うことによりNSR通行時に砕氷船のエスコートを通行船は受けることができる。従って、砕氷能力が大きければ安く、厳冬期には割高となる価格体系となっている。ロシアから入手した現行のタリフを表4.5.1に示す。GRT(グロストン)当たりの賦課金表であり、GRTが大きくなると料率は下がることになっている。本表には20、000tまでの規定しかなく、それ以上に対しては表4.5.1の注記3.に規定されているように適用外であり、種々の条件を考慮し決定することにしている。仮に、本船がLAクラスとし20,000tの料率20.57を適用すると、

対象船のGRT=27、078であるから

NSR通行タリフ = 27078x20.57 = $557,000

と積算されるが高額であり、より妥当なタリフを設定する必要がある。

 

ロシア運輸省、ムルマンスクシッピングが参加したロシア側との調整会議において、タリ

 

 

 

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