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2)SUEZ経由航路

・船速:NSRの氷況と同じように、実際には波浪等海象による船速の減少があるが、ここでは、全ての行程で計画航海速力で航行すると仮定した。ただしSUEZ運河約90NMの船速制限を考え、1往復につき1日の遅延を入れた。

 

(5)諸経費算出根拠

1)NSR、SUEZ共通項目

[1]資本費:建造費をファイナンスの金利を7%とし、返済方式は元利均等払いで14年間返済とする。

[2]乗り出し費用:通常建中金利と乗り出し時備品費を示す。ここでは船価の5%とした。

[3]船費:船員費、修繕費、保険費等。保険費は開水中航海に比べ割高となることが予想されるが、将来的に経験の蓄積によって変化するものであり現時点の保険費をそのまま当てはめることはできない。ここでは保険費を年間1億円程度と設定し、船員費、修繕費と合わせて総額年間3億円とする。

[4]運航費:港費、燃料費。

・港費;1往復航海につき15,000,000円とする。(停泊日数4日間)

 

 

 

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