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?ライフボート、ライフラフト、ボートダビット、シーチェストは、De-Iceラスの合格品を搭載している。

?カーゴエリア、ハッチデッキ、スキャパーには温水海水ラインを通して常時保温している。

?デッキ表面にはヒーティングカーペット(300W/?)を施設。

?消火ノズルにはタウポリン製カバーを取り付けている。

?EPIRBは内部にヒーティングコイルを入れている。

なお、アンテナ自体はフレキシブルがあり、揺動により振るい落とされるので着氷しない。

 

Q3〜5.スペックとしては海水温度 0℃、外気温度-20℃としている。

Q6.ヒートトレーサや温水冷却水を循環させる方式が一般的である。

塗料としてはノルウェー製のコートを使用している。 

 

Q7.着氷してしまった場合はハンマリングで除去している。方法はいろいろあるが、特に氷の厚みによって特異な方法をとっているわけではない。

 

Q8〜10.基本的には覆い(カバー)とヒートトレースと温水循環で対応している。この覆いにもヒータの組み込めるものは取り付けている。

 

なお、ヒートトレーサの容量は、一般的には1?当たり200〜300Wとのことである。

また、De-IceとAnti-Iceとの違いを問うてみたが、一般的には使い分けをせず一体のものとして使われているとのことで、強いて分ければ、DeとはRemovingを、AntiとはProtectionを意味するとの事であった。

 

 

 

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