?レーダのスキャナやアンテナにはスペシャルペイント(Waxy Paint DEFRO-S 関西ペイント製)を塗布している。
(ただし、後日の調査で、DEFRO-Sは販売中止になっていることが判明した)
レーダ自体は保温機構付きのものを使用している。(古野電気?製)
?ライフボートは、左右舷共その中の1隻は 緊急脱出用に確保できるように常に除氷している。
?ライフクラフトはキャンバスカバーをし、スペシャルペイントを塗布している。
なお、アンテナ自体はフレキシブルがあり、揺動により振るい落とされるので着氷しない。また、甲板上の機器類は出来るだけデッキの下に設置するようにしているとのことであった。
Q3〜5.スペックとしては海水温度 0℃、外気温度-20℃としている。
Q6. ヒートトレーサや温水冷却水を循環させる方式が一般的である。
Q7. ブルワークはヒーティングしているが、内側は何もしていないためハンマリングで除去している。方法はいろいろあるが、特に氷の厚みによって特異な方法をとっているわけではない。
Q8〜9.基本的には覆い(カバー)で対応している。
この覆いにもヒータの組み込めるものは取り付けている。
Q10.EPIRBの離脱装置部分はヒートトレースを行い対応している。
なお、ヒートトレーサの容量は、一般的には1m当たり60Wとのことで、梯子、階段では 450W/m2、デッキでは 650〜750W/m2 が使われているとのことであった。