訪問先; SOLSTAD SHIPPING AS
P.O.BOX 130-N4281 SKUDENESHAVN NORWAY
面談者; Mr. Capt. KnutM Lussand
OPERATIONS MANAGER
Mr. Conrad Meihus
TECHN INSPECTOR
訪問者; 委員会メンバー及びオブザーバー(敬称略)
委員 吉田光則(北海道立工業試験場)
〃 大橋和朗(日本船舶品質管理協会)
オブザーバー 田中 圭(JAPAN SHIP CENTER(JETRO))
訪問日; 1997年11月3日
会社概要;
今回の訪問先のソルスタッド・シッピングはノルウェーのハウゲスン(Haugesund)在住の船会社で、1964年に設立され、貨物船のオペレーターが主体であったが、25年前からオフショア関連にも進出し、ノルウェーの最北端 北緯72度近辺での操業にも2シーズン携わったという経験を持つ会社である。現在では砕氷能力を有するサプライボートを含め14隻のオフショアボートを保有している。
この会社の社員で、船長でもあるMr.Lussundと技術者のMr.Melhusとに面談し、Ulstein Indus-tries社建造でDNVルール取得船「NORMAND JARL」号の北極海での操業経験談を交え、事前に送付しておいた質問状を主体にヒアリングした。
調査結果(質問に対する回答);
Q1〜2.船体関係は船級ルールDNV15)によっている。
ノルウェーにはDNV15)の他に国のルールがあるが、内容的にはほぼ同一のものである。
船体関係で特に配慮している点としては
?船体構造を氷に閉じ込められた時に圧力で潰されないようにしている。
?バラストタンクには海水を張っているが、これには主機関の冷却水を通し保温して凍結しないようにしている。
?De-Icingスペックとしてカーゴエリアの甲板には電熱線によるヒーティングを施すと共に、その上からエポキシ塗料を塗り重ね保護している。
機器類について特に配慮している点としては、
?救命、脱出装置(ライフボート、エスケープウエイ等)には電熱線にるヒーティングを施している。