2)研究開発体制・事例
韓国と日本の技術水準はかなり接近してきており、特にタンカー、バルカー、コンテナ船等の一般の船舶の建造に関しては、エンジンや艤装等の一部を除いて、船殻関係の品質は、日本のそれとほとんど変わらなくなったと評価されている。
韓国政府が造船関係の技術開発に対してサポートしているかどうかは明らかではないが、例えば、大手造船所4社は共同で次世代型超高速旅客船と同貨物船、及び旅客輸送用WIG船の開発を進めている。また、大手造船所は、個別に生産性あるいは品質向上のための技術開発をさかんに進めており、スウェーデンのSSPA等の独立研究機関に委託研究開発を行い、基礎的な技術のレベルアップを図っている。