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表5-1-10 イギリスにおける特徴的な造船関連機関・企業

 

○国際市場で何とか健闘している造船所は、クバナー・グループのゴバンとハーランド&ウルフの2社だけである。ハーランド&ウルフは、FPSOの市場開拓に成功している。

○ナビコ

GMDSS(海上における遭難、及び安全に関する世界的制度)に対応した無線機器を開発、販売している。特に、同社のAXIS無線電話は、日本海事協会から型式承認を得ている。

○ケルビン・ヒューズ

各種レーダ、チャート等の航海機器を販売している。軍事技術からの転用が多く、精度が高い。

○ケジェレック・プロジェクト

浮体構造物向けの総合発電コントロールシステム分野における世界有数のメーカ。

FPSO向けインテグレーテッド・コントロール・システムも販売している。

○ストーン・マンガン・マリン(SMM)

世界有数の舶用プロペラメーカで、特に固定ピッチプロペラに関しては、世界トップレベル。

○ロイド船級協会(Lloyd's Register of Shipping, LR)

船舶、オフショア、産業の3部門から成る。船級部門では船級業務のほか、LRの業務に先端技術を反映させるため、独自の研究開発を実施している。新技術開発の初期段階では、大学や企業等との共同研究を行うことが多い。

○リカルド

自動車用も含め、エンジン全般の研究開発を行う研究開発会社。舶用エンジンに限らず、その技術レベルの高さと豊富な実験施設を保有していることが特徴となっている。

 

(出所:各種資料よりMRI作成)

 

 

 

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