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5)普及までのスケジュール

ITSでは、その普及までに以下の4つのフェーズを想定している。第4フェーズあたりは夢物語的になるが、今後10年くらいまでは、かなり明確な普及シナリオが描かれている。

 

?第1フェーズ(2000年頃)

「ナビゲーションシステムをはじめとする一部先行システムのサービス開始」

ITSの創生期にあたるこの時期は、すでにサービスが開始されているVICS等による交通関連情報の提供により、渋滞情報や最適経路等がナビゲーションシステムに表示され、ドライバーは移動時間の短縮等、快適な移動が享受できる。また、第1フェーズの後半には、自動料金収受が開始され、料金所での渋滞が解消され始める。

?第2フェーズ(2005年頃)

「各種利用者サービスの開始」

21世紀にあたるこの時期は、ITSのさまざまな利用者サービスが順次導入され、交通システムの革命が始まる。ITSにより利用者に提供される情報は、目的地に関するサービス情報、公共交通情報等、その情報内容が拡充され、一層の利用者サービスの向上が図られる。例えば、旅行を計画する時に、利用者のリクエストに応じた魅力的な目的地を検索し、所要時間

 

 

 

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